おしらせ・コラム
膝の痛みの原因は?
2018.11.13
院長コラム
富士市で『膝の痛み』に悩んでいるあなたへ
最近、立ち上がり動作、夜トイレに行くとき、歩行、など、捻ったりぶつけたわけでもないのに『膝の痛み』を感じる方も多いのではないでしょうか?今回は原因に覚えのない『膝の痛み』についてお話ししていきます。
人間は2足歩行を始めたことにより、膝関節には過大な負担がかかるようになりました。そして、社会生活を営みスポーツを楽しむことによって膝への負担はさらに大きくなり、2本足生活での大きな可動域と負担に耐えるために、膝関節の周囲筋は非常に発達し複雑な構造に進化しました。
しかし、筋肉が発達しても膝に負担がかかることに変わりはなく、日本国民の6人に1人は関節に愁訴をもっていると言われ、中でも膝関節の痛みは最も頻度が高いといわれています。『膝の痛み』は加齢とともに増加し、50歳以上では半数が経験しているという報告もあります。
外傷性(捻ったりぶつけたり)でない『膝の痛み』の原因は、何らかの原因で膝周囲の筋緊張の増大、筋力低下、膝関節周囲組織の肥大や繊維化、変形、拘縮などが起こることにより『膝の痛み』は出現します。
関節老化の代表的対象である軟骨には痛みを感じる神経は存在しません。したがって、軟骨がすり減るだけでは痛みを感じませんが、すり減った軟骨組織が滑膜を刺激し炎症を起こすことで痛みを生じることがあります。
その他には、関節周囲の支持組織(膝を安定させる組織)に過剰に負担がかかり、痛みを生じる場合もあります。
何らかの原因・・・・関節内や周囲組織の炎症
不良姿勢
支持組織への過剰な負荷 など
膝の痛みは、様々な悪循環により痛みの長期化を起こしそして膝関節の変形へとつながります。
痛みを感じた時点で我慢せず治療をしましょう!
次回は不良姿勢が原因の膝痛についてお話しします。
~生涯健康な身体づくりのパートナー~
ひらの鍼灸接骨院 平野